焚き火はキャンプの代名詞ですよね!
子供に聞いたキャンプの思い出には、バーベキューや焚き火がランクイン。
ところが慣れない場合、なかなか火がつかない事もあります。
子供のお腹が空いてきて、時間だけが過ぎていく。。キャンプの時間は有料です。
キャンプ歴20年の中で、火起こしは数えきれないほど経験しました。
この記事では、簡単おススメな薪の組み方をご紹介します。
- 着火に最適な「差し掛け型」で焚き火をスタート。
- 火がしっかりと付いたら、料理がしやすい「ロングファイヤー型」に薪を追加。
- 最後は「井桁型」でキャンプファイヤー
この3つの「型」は、単純に太い薪を足すだけで出来ます。
名前は覚える必要ありません。
①着火して、②料理して、③キャンプファイヤーを楽しむ。
焚き火の流れにそって、太い薪の置き方を覚えるだけです。焚き火はパパママにとって見せ所。読んで頂いたら、ぜひ一発着火を決めてください!
焚き火の準備
難燃シート(スパッタシート)を地面にしき、その上に焚き火台をセットしましょう。
この時にだいたいの風向きを考えて、煙がテントに向かわないように気をつけます。ポリエステル素材のテントは、小さな火の粉でも穴が空いてしまう可能性があります。その為、焚き火の場所はテントから少し離します。
また風が強い時は、焚き火は諦めましょう。。
子供と一緒に焚き火をする時の注意点は“こちらの記事”にまとめています。
ボーイスカウトの経験から火育、安全な服装、マッチのすり方、焚き火の終わり方について書いています。
おススメ薪の組み方①「差し掛け型」
誰でも簡単に着火出来る、おススメの組み方です。
①まず大きめの薪を奥に寝かせます。
②寝かせた薪の真ん中下に麻紐を置き、その上に着火剤を重ねて置きます。
③細め(人差し指くらい)の太さの薪を、着火剤の上から奥の薪に、交互に立てかけます。
④最後に中くらいの薪を、外側から立てかけて完成。
奥に太い木を寝かせて、
真ん中下に着火剤を置く、
その上に細い薪から交互に
三角形に立てかける組み方です!
⑤着火はマッチで、一番下の麻紐につけます。
自然に三角形の頂点に向かって火が集まるので、だんだんと大きな火になっていきます。
着火に、新聞紙や牛乳パックを使うのはおススメしません。
少しの風でも火が付いたまま飛んでしまう事があるからです。
最強着火剤は「文化たきつけ」
👆よりホームセンターで買った方が安いです。一応、ご紹介まで。
【重要】火の育て方
火を付けて最初、麻紐や着火剤しか燃えていない時に、うちわや火吹き棒で風を送るのはNGです。まだロウソクに火が付いているような火力しかない時には、逆に風で吹き消してしまうことに。
風を送るのは、薪に火が移ってからです。薪が赤くなっているのを確認して、最初はそっと、やさしく風を送りましょう。
薪にしっかりと火が付いた後は、火の様子を見ながら、だんだんと強い風を送ります。
ここまで来れば大丈夫。どんどん火が育ちます。
ただし、勢いよく風を送り過ぎると火の粉が舞い上がります。小さな木片が、火がついたまま飛ばされてヤケドをしてしまうことも。火はどんな時でも、丁寧に扱いましょう。
おススメ薪の組み方②「ロングファイヤー型」
料理をするのに最適な薪の組み方です。
「差し掛け型」でしっかりと火がついたら、手前にもう一本、太い薪を横に寝かせて追加します。
差し掛け型では奥に一本、太い薪がありましたよね。これで平行に2本、横に太い薪が置かれている形になります。これが「ロングファイヤー型」と言われる組み方です。
シンプルですが、ベテランキャンパーさん達が最も愛用している薪の組み方です。
「ロングファイヤー型」が料理に向いている理由
- 火力が安定して長持ちする
焚き火での料理は火が上がり過ぎると、難しくなります。火傷もしやすいし、食材が黒く焦げるばかりで中は生焼け、なんて事も。
「ロングファイヤー型」は空気の流れが少ない組み方なので、火が安定しやすいです。落ち着いた火になれば、キャンプ料理に集中できます。 - 火力調整が簡単
2本の太い薪の間に、細めの薪を足すと簡単に火力がアップします。逆に、太い薪の間を狭まくすると、空気が入りにくくなるので火力が落ち着きます。火力調整が、簡単にできる組み方です。 - 太い薪がそのまま五徳になる
2本の太い薪に、お鍋や鉄板をそのまま置けます。薪を五徳に使えるので、高火力で料理が出来ます。
※五徳に使う場合の太い薪は、「広葉樹」にしましょう。広葉樹の薪は硬いので、ゆっくり燃えるのが特徴です。その間、長く五徳として使えます。
※「針葉樹」の薪は燃えやすく、火力は上がります。ですが、すぐに燃え尽きてしまいますので、五徳として使える時間は短く不安定です。
おススメ薪の組み方③「井桁型」
いわゆるキャンプファイヤー型です。「井」の型に2本づつ、交互に積み重ねて行きます。
「ロングファイヤー型」は横向きで平行に、太い薪が2本置いてある組み方です。なので「井桁型」には、縦に太い薪を2本足すだけ。
料理が終わったら、「井桁型」に組み替えてキャンプファイヤーを楽しみましょう。
「井桁型」の注意点
簡単に、高く積み上げて大きな炎を楽しめる「井桁型」です。その分、注意しなければいけない事もあります。
- 上昇気流で火の粉が高く飛ぶ
温まった空気が上に登るので、焚き火の上には上昇気流ができています。この時に新聞紙や紙などを燃やすと、火がついたまま飛んでしまい危険です。紙のゴミも燃やすのは止めましょう。
隣のテントに穴をあけてしまったら、、楽しい思い出は吹き飛んでしまいます。 - 薪が崩れる前に崩す
火力が高まると、想像より早く薪が崩れます。大きな薪が落ちる前に、薪を崩して焚き火台からはみ出さないよう整えます。 - 大きな火を扱うには、革の手袋と長い火バサミが必要
火が大きくなると、素手ではまったく近寄れません。革手袋と30cm程度の火バサミを用意しましょう。
子供と一緒に焚き火をする時の、注意点と火育について“こちらの記事”にまとめています。
ボーイスカウトの経験から、安全な服装、マッチのすり方、焚き火の終わり方まで書いています。ぜひ読んでみて下さい。
火育の解説です。キャンプ前にご一読下さい。
まとめ
記事中で「太めの薪」と書いた所は広葉樹がおすすめです。「中くらい」「細めの薪」と書いた所は針葉樹が向いています。
両方の特徴を一度知って使えば、より焚き火を快適に楽しめます。
「焚き火がしたくてキャンプに行く」そんなキャンパーさんが多くいます。ぜひキャンプの醍醐味、焚き火を楽しんで下さい。
使用した焚き火台はマクライトです。
総重量が1㎏なく、これだけ広い火床の焚き火台は他にありません。ファミリーキャンプは持ち物も沢山なので、この軽量さは嬉しいですね!
気になる方は詳細をご確認ください。
マクライトは大人気キャンプ系YouTube「タナちゃんねる」のタナさんが作られた焚き火台です。
突撃取材をして頂いた動画です。
ぜひご覧ください!
おススメのテントもご紹介しています。
コールマンのタフスクリーン2ルーム!
“こちらの記事”もぜひ♪