【魅力いっぱい】子供とキャンプ♪

焚き火で火育って?【子供とキャンプ】|ボーイスカウト直伝|

「焚き火で火育」って何だろう?

焚き火には不思議な魅力があります。ベテランキャンパーさんは「焚き火が好きで、焚き火をする為にキャンプに行く」という方も少なくありません。

「でも子供と一緒に焚き火って、少し怖いな…」と思うかもしれません。

私は小学生からボーイスカウトでキャンプに行っていました。薪拾い競争をしたり、「ファイヤーキーパー」の称号目指してマッチ5本で火起こししたり、遊びながら焚き火を学んできました。

今の子供達に「火は生活のパートナーなんだよ」ってことを、実感として伝えるのは難しいですよね。火の「性質」「怖さ」そして「魅力」を身体で感じる機会は、とても貴重になりました。

でも火育は決して難しいものではありません。
これからも、安全に「火」と付き合っていく為に焚き火を通して火を知ること、それが「焚き火で火育」です。

この記事では子供と安全に焚き火をする方法を解説します。

安全に焚き火をする方法を覚えて、家族いっしょに火を囲んでみましょう!

焚き火のときの子供の服装

焚き火は、時に火の粉が飛んだり、薪がはぜたりします。ポリエステル素材の洋服は、小さな火の粉でも穴が空いてしまいます。またフリース素材の洋服は、布の表面を火がつたいやすいのでやめましょう。

コットン(綿)100%の服は、火の粉に強く焚き火に向いています。

髪の毛はとても熱に弱いので、長い子は後ろで束ねましょう。

ビーチサンダル等を裸足で履いていると、はぜた熱い木片や火の粉で、足を火傷する危険があります。靴下と靴を必ず履きましょう。

※焚き火を始めると、パパママのどちらかは火のそばにいる事になります。たとえば夕方から焚き火する時は、その前にテント内の寝床を整えておいたり、灯りをすぐにつけられるように、先に準備しましょう。子供が急に眠くなったり、グズりだすと、のんびり焚き火…って訳にもいかないですから(^_^;)

マッチを一緒にすってみよう!

マッチを使う事って、もうあまりないですよね。電化製品が安全に、火をコントロールしてくれる今は、火を自分で扱う事は必要ないかもしれません。

でも誰もが今でも、変わらず火の恩恵を受けて生活しています。焚き火は子供たちにその事を伝えるとても貴重なチャンスです。

まずはマッチをパパママが点けるところを、繰り返し子供に見せてあげましょう。火をみつめる目がキラキラしたら、そこから火育のスタートです。

消火用の水(消し炭入れ)と、濡らした布を用意します。水は消し炭を入れるため。濡らした布は服の袖口等に火がついた時、すぐに押さえて消すためです。

箱の中のマッチ棒を一本取り出し、利き手の親指人差し指中指で持ちます。逆の手で箱を持ちますがこの時、箱の中のマッチ棒の頭が、上に向いている事を確認しましょう(箱はキッチリと閉めます)。

マッチをしっかりと握ってから、棒の頭を箱側面の「すりかわ」に素早く擦りおろします。火がついたらマッチをいったん横に向けて、火が棒の所に移ったら、マッチの頭をゆっくりと上に向けます。

マッチの火のコントロール

  • マッチに火がついている時に、マッチ棒の頭を横に向けていると、棒の部分にゆっくりと火が移りながら広がります。
  • マッチに火がついている時に、マッチ棒の頭を下に向けると、火が急に大きくなるので充分に気をつけましょう。
  • マッチに火がついてすぐの時に、マッチ棒の頭を上に向けると火は消えていきます。

正しいマッチの火の消し方

  • マッチの火を振って消したり、息を吹いて消すのはNGです。火のついた部分が、どこかに飛んでしまうリスクがあります。
  • 水を張った消し炭入れに、入れて消します。
運営者:ヒロP

大人がつけたマッチの火を見て、まだ怖いって顔になる子には、決してムリをさせません。焚き火の火が安定した後に、長い串に刺したマシュマロやソーセージをパパママと一緒に焼いて食べられれば、それだけでも大成功です。

子供によっては、焚き火で興奮して言う事を聞けなくなってしまう子もいます。焚き火のまわりでつまずくと大変危険です。膝に抱いたり近くに座らせて「火は扱い方を間違えると、大けがをしたりして、とっても危ないからね」としっかり目を見て伝えましょう。

火のついた薪は、燃えていないような場所までとても熱くなっていたりします。火がついてからは、焚き火台の中の薪は火ばさみを使って動かしましょう。

焚き火の準備

周りに燃えるものがないか確認し、難燃シート(スパッタシート)を地面にしきます。その上に焚き火台をセットしましょう。立ち木の下や、木の根っこの上も焚き火はNGです。

この時にだいたいの風向きを考えて、煙がテントに向かわないように気をつけます。ポリエステル素材のテントは、火の粉でも穴が空いてしまう可能性があります。その為、焚き火の場所はテントから少し離します。また風が強い時は、焚き火は諦めましょう。。

花火をする時と同じように…
・消火の為の水を用意します。
・子供の近くで見守り、大人が主導して火を扱います。
・最初から最後まで、大人は火のそばを離れてはいけません。

花火の時と違うことは…
・水とは別に「火消し壺」も用意します。
・火起こし、火量のコントロール、消火まで、初回の焚き火はすべて大人がやります。
・1度ついた火は、花火のように水をかけてもすぐに消えません。消えたように黒くなっても油断せず、慎重に消火を確認しましょう。

焚き火での子供の役割

火起こしから消火まで大人がやるなら、それって火育になるの?と思われるかもしれませんが、大丈夫です。

火の近くにいるだけで、それは非日常です。肌に感じる温度、揺らめく光は、きっと子供たちの記憶に深くとどまります。

軍手をさせて、うちわを渡し、パパママの近くで一緒に楽しみましょう。「薪を一本持ってきて」みたいにお手伝いを頼むと、喜んで持ってきてくれますよ。

火起こし

・火はすぐにはつきません。最初の火起こしは、着火剤を多く準備しましょう。また、キャンプの火起こし用バーナー「ガストーチ」を準備すると、初めてでもスムーズに火を起こせるのでおススメです。

火を安定させて保つには、手間がかかります。革手袋をし、火ばさみで薪を組み換えながら、火を観察しましょう。コツは…

  1. よく燃えている薪の上に、これから燃える薪が置かれていること
  2. 空気がしっかりと入るスキマを空けて薪を組むこと 

さぁ!火が安定したらマシュマロタイム(#^^#)

運営者:ヒロP

長い串の先に刺すのはなんでもいいです。ソーセージでもいいですし、チーズをあぶって焼くのも楽しい♪

焚き火の終わり方

火はすぐには消えません。薪をくべるのを止て、空気を送りながら火床の温度を保ち、できるだけ燃やしきりしょう。燃え残りが少ないほど消火や後片付けが楽です。上手なキャンパーさん程、残る炭の量が少ないです。

出来るだけ燃やし切ったら、温度が下がるのを待って「火消し壺」に炭を移して蓋を閉め、焚き火の完了です。

最後の薪をくべてから、焚き火が終わるまでけっこう時間がかかるって覚えておいてくださいね。

火育で子供が成長するといわれる理由

はじめての焚き火は、パパママの近くで火を見るだけでいいです。その子のペースで少しずつ、少しずつ焚き火に親しんでいくのを見守って下さい。もちろん相手は「火」ですので、お約束を守れることが必要ですが、必要以上には怖がり過ぎない距離間を自然に学んでくれます。

小さい火種から火を育てるには、火が大きくなる理由を焚き火台の中に作らなければなりません。
薪と火ばさみで焚き火をコントロールするには、目をこらして火の様子を観察しなければ出来ません。

なかなか難しいから、面白くなって
チャレンジするから、達成感を味わえます。

このサイクルが焚き火の醍醐味ですし、焚き火を通して子供が成長するといわれる理由です。

1回のキャンプで火育が完成、という訳にはいきませんが、1回でも一生の思い出になる程のインパクトが焚き火にはあります。

ぜひ繰り返し、子供と焚き火をして下さい。
親では教えられない自然のルールを、「火」は子供に伝えてくれます。