キャンプ場に着いてドキドキ。
荷物をおろしてワクワク。
…テントを立てたらもうグッタリ。。
お隣さんは、もうくつろいでる?
なんで?同じ位に始めたのに〜
っていうパパママいないでしょうか?もしかしたらその差は、ペグとペグハンマーかもしれません。
僕は小学生の頃から、河原のキャンプで泣きそうになりながらペグ打ちをしていました。ボーイスカウトでその頃に使っていた通称ピンペグは、弱くて短くて刺さらない。
大人になり初めてソリッドペグ(鍛造ペグ)を使った時の感動を、ハッキリと覚えています。
テントに付属しているペグとペグハンマーは、有名メーカーのものでも残念ながらイマイチな事が多いです(1部のガレージブランドでは、良質な物が付いてくるようです)
この記事では、キャンプにおけるペグとペグハンマーの重要性を解説します。
大げさではなく、
テントを立てる労力が倍違いますよ!
次回のキャンプから実感して下さいね。
ペグの違いを解説
通称「ソリステ」スノーピークのソリッドステーク30cm
ファミリーキャンプに最もおススメのペグ!
迷ったら「ソリステ30」にしましょう。
大型のテントやタープでも安心して使用できる、一番使い勝手の良いペグです。
石があってもガンガン地面に入っていくので、打ち直しが少ないです。抜けづらく、曲がらない強さがあるので、多少の悪天候ならビクともしません。
デメリット
一本でもズッシリとした重量があります。また砂浜や砂地、雪のフィールドでは、硬い鍛造ペグも抜けてしまいます。海岸のデイキャンプは砂地専用のペグも用意して、両方持って行きましょう。
安心感は子供を連れて行くパパママにとって、とても大切なもの。信頼できるペグを!
通称「エリステ」村の鍛冶屋エリッゼステーク38cm
天候に不安がある時の、タープのメインポールに使用しています。一般的なキャンプでは、これ以上の強いペグは必要ありません。その為、お天気の安定したキャンプでは使用しませんが、いつも持って行きます。
貫通力や保持力と、抜きやすさを両立した断面が楕円形のペグ。とても良いペグです!
デメリット
重いです。。あとは38cmにもなるとお値段が上がってまいります。4本セットで2,800円位でしょうか。
スチールペグ
👆は直径7㎜の長さ25㎝。土が締まっているサイトならテントでもタープでも、ちゃんと張れます(もちろんモノによって強度に差がありますが)。ソリステやエリステに比べると、軽くてそれなりの強度があり、繰り返し使えます。鍛造ペグ(ソリッドペグ)に比べれば、保持力が少ない(抜けてしまいやすい)といえますが「サブとして優秀なペグ」です。常にキャンプに持って行っています。
プラスチックペグ
メリットは軽いこと。また断面積があるので柔らかい地面に使うと、意外としっかりとした保持力を発揮してくれます。テントをはる場所が硬いのか柔らかいのかは、行ってみないと分かりません。ペグの選択肢として常に持って行きます。
100均のプラスチックペグ
メリットは値段が安く軽い、です。フック部分が壊れたり、抜くときに本体が折れたりします。あまり力がかからない所に使う事もある、という程度。とりあえず予備として4本、ペグの収納ケースに入っています。
ピンペグ
レジャーシートの四隅をとめる時用のペグです。設営の時、車から荷物を一時的にビニールシートの上に置く事が多いです。そんなとき風がある日は、軽くハトメに打ち込みます。
デイキャンでシートを広げる時には、意外と使えるペグです。とても軽いので4本だけ常に持って行きます。
ペグまとめ
材質や長さが色々あって、最初は迷ってしまうかもしれませんが、ファミリー向けの大きめなテントでは、「30cmのソリッド(鍛造)ペグ」をメインに考えるのが安全です。
またお値段は上がりますが、最近はチタンペグが強度と軽さを両立していて最高、らしいですよ。
去年は100均から20㎝のスチールペグが、一本100円で発売され話題になりました。
サイトによってペグの刺さり具合は変わりますので、メインのペグ+数種類のペグを4本ずつ用意しておくと万全です。
キャンプ用ハンマーの種類と違いを解説
キャンプを始める時、色々なギアを買いますよね。「ペグハンマーは買ったテントに付いてきたし、それでいいよね?」と思われるのは無理ないことです。
でもあえて言います。
2個、買いましょう!!
まじです(笑)
ファミリーに2個使いがオオスメな理由
- 子供にハンマーを1個取られます
- ファミリーテントは10〜20ヶ所ペグダウンが必要
- タープは最低8ヶ所のペグダウン
※雨が降りそうで設営を急ぐ時には、パパママに1個ずつハンマーがあると、かなり心強いですよ!
キャンプ用のペグハンマーを使おう
👆両方とも2,000円位のノーブランドです。
黒のほうが重さ560g、銀のほうが610g。
長さ30㎝の550~650g位が平均的。
打面の先は真鍮になっているのがおススメ✨
真鍮は打撃を吸収するので、手首が疲れないです。
かならずペグ抜き用のフックとストラップがついているモノを選びましょう。
プラスチックハンマー、木槌、トンカチは…なしです。
もちろん使えないことはないけれど、
その次のキャンプでは、ペグハンマーを買っていると思います。
なので最初から買う方がおトク♪
良いペグとペグハンマーなら、テントを綺麗に張れます
▲良いペグとハンマーなら石の多い河原でも設営は楽々♪
テントが綺麗に張れていることを「ピンばり」っていいます。それぞれのペグがきっちり効くと、テントは「強く」「快適」になります!
良いペグとペグハンマーを使うと
- 思ったところにペグを打てるので綺麗に張りやすい
- 地面の中の石にぶつかって打ち直すことが少ない(ソリッドペグは小さな石なら砕いて進みます)
- ペグ打ちが楽だと、子供が設営をお手伝いできる
※ピンとテントを張れると、雨風に強くなります。中がしっかり広がるので、空気がよく通ります。綺麗に張ると、テントは能力を発揮してくれますので快適のために「ピンばり」を目指しましょう♪
ペグハンマーまとめ
プラスチックハンマーでプラスチックペグを河原に打ち込むのは、おそらくパパにしか出来ません。テントが張り終わるのを待って、子供の「遊ぼう攻撃」が始まりますよ。川遊びならパパは一緒に遊ばなければいけません(川遊びの注意点は“こちらの記事”で)
キャンプの最初から、パパが疲れてしまうのは、随分もったいない事です。
キャンプ場にいられる時間は限られてます。
ファミリーキャンプは、ソロキャンや夫婦キャンプのように時間が余ることは無いです。
良いキャンプのスタートダッシュに、良いペグとペグハンマーを!